本記事では、2023年2月26日放送、「THEカラオケ バトル」で優勝したかわいいと話題のVTuber・茨ひよりの活動内容、経済効果について確認していきます。
茨ひよりとは?
まず、茨ひよりのことをまだよく知らない人の為に、茨ひよりを簡単に紹介させて頂きます。
茨ひよりを一言で言うと、
茨城県が運営しているVTuberです。
愛称は「ひよりん」です。
近年ではVTuberの活躍が目覚ましく、彼らを起用している企業も少なくありませんが、自治体では初の公認VTuberとなります。
茨ひよりは、茨城県が運営しているいばキラTV(ネットTV)のアナウンサーを務めています。
茨ひよりが生まれた背景
当時、いばキラTVの視聴者が若い人中心であった為、若年層にもっと茨城県の良さをPRするにはどうすれば良いかということを考えて出てきたのが、県公認のVTuberをつくるというアイディアだったといいます。
よくチャレンジしたなと思いますが、これには、茨城県庁内のPRを担当しているプロモーションチームに若い人が多かったこと、失敗してもまたそこから学べば良いという雰囲気があったこと、県のトップがIT企業の元取締役だったこと等が影響しているようです。
名前の由来
彼女の名前は、2002もの一般公募の中から決められたといいます。
茨城県の「茨」と「日よりがいい」に由来。
茨城らしさや覚えやすさ、平仮名の柔らかい印象などから、選ばれたという。
茨ひよりのことを誕生前から応援していた人が2000人もいたのですね。
その人達からしてみれば、生みの親とか、アイドルを育てているような感覚かもしれないですね。
それでは早速、茨ひよりのかわいい活動内容から確認していきましょう。
茨ひよりの活動内容
茨ひよりの活動内容はズバリ「茨城県の魅力を発信すること」。
主に、YouTubeとTwitterを使って、茨城県の魅力を発信しています。
茨ひよりの活動内容①YouTube
茨ひよりの、茨城県公式「いばキラTV」での記念すべき第一回目の発信
まずはわたしのことを知って下さい!
視聴者は、自治体のVTuberだからということで、お堅いキャラクターを想像していた人が多かったようです。
しかし茨ひより本人は至ってゆるキャラ。
視聴者にとって、これは嬉しいギャップだったようです。
コメント欄には、「これは応援したくなる!」「かわいい!」というたくさんの声が寄せられました。
つかみはOK、茨ひよりは、さい先の良いスタートを切りました。
VTuberが「バンジージャンプ」!?
茨ひよりが初ロケでまさかのバンジージャンプをしました。
これは、視聴者から要望の多かった「茨木県竜神大吊橋からバンジージャンプ」を企画化したものです。
視聴者は「体を張ってくれてありがとう!」と感動。
「おつかれさま!」「大笑いした!」「泣いちゃったよ!」というコメントの他、「完成度が高い」といった技術力を評価するコメントも目立ちました。
運営陣も、この動画は反響が大きく、手応えを感じたと言っています。
バンジージャンプというだけでも気になるのに、VTuberが飛ぶだなんて聞いたら、余計に気になりますよね。
絶叫系が大の苦手という茨ひよりですが、頑張ったかいがありました。
茨ひよりの「歌ってみた」
茨ひよりは、「歌ってみた」動画を複数アップしています。
茨ひよりの歌の上手さには定評があり、その実力は、冒頭にも記載した通り、2023年にカラオケバトルに出場し、優勝する程です。
カラオケバトルで茨ひよりを知って、歌ってみた動画を見に来たという人もいました。
茨ひよりの歌ってみた動画の面白いところは、動画の中―例えば、動画の背景だったり歌詞だったりに、茨城県の魅力がふんだんに盛り込まれているところです。
「千本桜」をカバーした動画では、茨城県の桜の名所が紹介されています。
茨ひよりの歌のうまさや、茨城県の魅力もそうですが、この動画には、先程紹介したバンジーの動画同様、クオリティの高さに驚きのコメントが多く寄せられています。
「これを自治体が制作しているという事実…」
なぜ公務員がこんなに完成度の高い動画を作れるの?
「なぜ公務員がこんな動画を作れるの?」
それは、外注さんと一緒に頑張っているからです。
編集を担当する事業者さんにもとても頑張ってもらった
イーアイデム
何も孤独に闘っているということではなく、プロの力も借りているということですね。
なぜこんなに自由なの?
「自治体なのに、本当に遊んでいるようにも見える…」
運営陣が全力で楽しむことを活動指針として掲げているからです。
VTuberを運営するからには、VTuberらしくなければ、若者には刺さらないということのようですね。
遊んでいるように見えることこそ、運営陣の戦略ということですね。
ですが、あくまで「茨城県の魅力を発信する」という軸はぶらさないということは徹底しているようです。
どうりで、安心して見ていられるわけですね。
茨ひよりの活動内容②Twitter
茨ひよりは、 Twitterでファンにいつでも旬の情報を届けられるように、茨城の情報には常にアンテナを張っているそうですよ。
自治体公認という肩書きに恥じぬように、という思いがあるそうです。
見上げたプロ根性ですね。
因みに、「おばらきー」とは茨ひよりが考えた挨拶で、「おはよう」と「茨城」を組み合わせた言葉なのだそうで、ファンの間でも使われています。
茨ひよりは頻繁にツイートしており、ファンからのコメントに返信することもあります。
これは嬉しいですよね。
茨ひよりの活動内容③eスポーツ
茨ひよりは、2019年10月に行われた『全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019IBARAKI』にて、イメージキャラクターを務めました。
大会2日目には、司会のアシスタントも務めています。
茨城県による「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019IBARAKI」の開催は、国体史上初となるeスポーツ大会となりました。
メディアはこれを、
“ナゼ茨城は実現できた”
“奇跡の偉業”
“歴史的大事件”
と称えました。
eスポーツ選手権のイメージキャラクターを務める茨ひよりのニュールックが「すごいかわいい!」とファンに大好評でした。
「ずっと同じだと思っていたから、安心した~」という人もいました。
茨ひよりの活動内容④その他
その他にも茨ひよりは、
・TikTokに出演したり(@ibakiratv)、
・TV出演したり、
・県内の成人式への動画メッセージを提供したり、
・グッズを販売したりと、
幅広く活動しています。
参照:茨城県公認VTuber「茨ひより」の活動一周年について
茨ひよりがかわいい
茨ひよりの魅力は、同志には間違いなく刺さるであろう茨城愛と、やはりなんていったって「かわいい」ところではないでしょうか。
ルックスもかわいいですよね。
清潔感や清楚さが感じられるところも人気があるようです。
また、トーク力がすごいですよね。
彼女の活動ぶりを見ていると、ご当地アイドルのようであり、また、地元県民からしてみると、頼もしく誇らしい、自分たちの代表に映るのではないでしょうか。
茨ひよりの活動実績(経済効果)
茨ひよりの活動実績①経済効果が5億円を超える
茨ひよりによる経済効果が、2021年3月時点で約5億円に達することを、茨城県が公表しました。
茨城県の全力さが国民に届いた結果ではないでしょうか。
茨ひより 経済効果約5億円までのあゆみ
広告換算額 累計約2億4千万
(YouTubeチャンネル2023年2月で15.9万人)
(Twitterフォロワー数2023年2月時点で3.5万人)
2021年時点で5億円なので、現在はもっと大きいはずです。
いばキラTV登録者数 茨ひより登場以降これまでの約3倍の伸び
茨ひよりの活動実績②「都道府県魅力度ランキング」7年続いた最下位を5位押し上げる
2012~2019年まで、茨城県の「都道府県魅力度ランキング(株式会社ブランド総合研究所調べ)」は、7年連続最下位でした。
ここまでくると逆にすごい、という世間の風潮です。
ところがその翌年の2020年、42位に浮上します。
これは、2018年に茨城県が起用した茨ひよりの活躍による影響が大きいと考えられます。
株式会社ブランド総合研究所は、次のように分析しています。
前年の調査では、前前年に行われた茨城国体で史上初めてとなるeスポーツを取り入れた。
株式会社ブランド総合研究所
また、茨城県公式バーチャルYouTuberの茨ひよりが活躍するなど、『デジタル県』としてのイメージが高まったことで、20代など若い世代からの評価が急上昇し、大幅な順位上昇につながったといえる。
大井川和彦知事は、自身の公式サイトの動画の中で、次のように語られていました。(2021年)
茨ひよりちゃんのお陰で、県の発信力、特に若い方への情報発信力が非常に増しました。
魅力度ランキング最下位を脱出したのも、茨ひよりちゃんの力によるものが多いのではないかな、と感じております。
茨城県のことを一番存じている大井川和知事が茨ひよりちゃんのお陰だと感じているならば、やはりそうなのでしょう。
当の茨ひよりは、謙虚です。
イーアイデムのインタビューに、次のように答えていました。
詳しい理由はわからないのですが、私もこれまで茨城のPRに一生懸命に取り組んできたので、少しでも貢献できたのならうれしいですね。
茨ひよりは、初めて出演したYouTube動画(いばキラTV)の中で、「目標は都道府県魅力度ランキングの最下位を脱却すること」だと宣言していました。(動画5:15~)
ところが2021年、茨城県は再び最下位へ。
一体、ナゼ…。
ところが、今年はコロナ禍の影響でオンライン化が全国に広がったことにより、こうした茨城県の強さが薄まってしまったのではないだろうか
株式会社ブランド総合研究所
ちなみに、2022年はワンランクアップの46位。
下から2番目でも、7年最下位が続いていたことを思うと大健闘です。
2023年4月以降の活動も県議会にて無事可決
大活躍している茨ひよりが、不可欠ということはさすがにないだろうと思いつつも、(内心ドキドキしていた)ファンは、ホッと胸を撫で下ろしていました。
茨ひより「カラオケバトル」で優勝!!
茨ひよりが、2023年2月26日放送、「THEカラオケ バトル」に出演し、「声のお仕事部門」で見事優勝を飾りました。
Vtuberの出演は、番組史上初ということで、番組でも大きめに宣伝されていました。
カラオケバトル放送前の茨ひよりのツイート
カラオケバトル放送後の茨ひよりのツイート
番組の様子
茨ひより紹介VTRでは、大井川知事もVTRで出演し、エールを送りました。
歌唱前のトークでは、司会の境正章さんにジャンケンをしようと持ち掛けられます。
ジャンケンの結果は、チョキで茨ひよりが勝利。
茨ひよりはふっふっふとほくそ笑むと、「チョキ出ないと思ったでしょ皆さん」とコメントし、スタジオを笑わせました。
選曲したのは、お母さんが好きだという工藤静香さんの「慟哭」。
「茨城愛は誰にも負けない」と豪語して試合に臨みました。
結果、97.173という高得点を叩き出し、見事優勝。
優勝後のコメントは、「茨城をお願いします!!!」
さすが茨ひよりですね。
みんなの反応
みんな、大喜びですね!
今も尚勢い衰えることを知らない茨ひより。
彼女の躍進は続きます!
コメント